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メーザー×リットーミュージック スペシャルセミナー 第四弾 露崎義邦ベースクリニック

7月のメーザー×リットーミュージック「夏の集中講座」に続くスペシャルセミナー第四弾として、パスピエのベーシスト露崎義邦氏によるクリニックが開催された。

パスピエといえば昨年12月の単独武道館公演の大成功も記憶に新しい、今まさに音楽シーンを席巻中のパンド。
卓越した音楽理論とテクニック、様々な時代の音楽を咀嚼するポップセンス。
複雑かつ繊細なサウンドの中で、アンサンブルを絶妙に支えつつ印象的なベースラインが光る露崎氏、このようなクリニックは今回が初となる。

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↑(楽器・アンプ・エフェクター類はもちろんフルセット。数々の大舞台で耳にする音をそのまま生音で、至近距離で体感できる場は貴重!)

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ご存知の方も多いかと思うが、露崎氏はメーザー・ハウス ベース科の卒業生である。

もともと中学生の頃からPops/Soul/AOR/R&B/Jazz/Fusionなどのジャンルを通過しメーザーに入学、当時はどちらかというとスタジオミュージシャン志望であったという。

2年間でさらにベーシストとしての力量を研ぎすまし、卒業後パスピエを結成。
そこで数年ぶりにシンプルな8ビートをプレイ、バンドサウンドの中で気持ちよく聴かせる難しさにあらためて気付いたという。
(バンド/スタジオミュージシャンに関わらず、日本のポップスの中で活動するのであれば7割くらいシンプルなビートであるとのこと!)
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ここで、パスピエ『蜘蛛の糸』のイントロの各パートのトラック(これも貴重!)を再生、解説しつつ実演。
テーマとなるKeyのリフに対してベースは一聴すると同じラインに思えるが、微妙に音価を変え、タイトなノリを加えている。
シンプルなビートでもさまざまなパートが複合的にパズルのように絡み合っており、その中で“どっちが気持ちいいのか?”を細部まで突き詰める姿勢が、パスピエの楽曲を緻密に構成している要素の一つであると感じさせられる。

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続いて『あの青と青と青』では、ひたすら音を短くスタッカートで弾き“バスドラに音色をつける”という表現方法を実演。

その発想もさることながら、一音一音の絶妙な音価のコントロール、音の立ち上がりの鋭さには会場から一気に感嘆の眼差し。
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さらにこの曲、同期に近いニュアンスを表現する手段としてレコーディングではベースの音からピークの波形を切り取り、貼り付けるという仕掛けも。
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露崎氏いわく、ベースという歴史の浅い楽器における演奏スタイルには無限の選択肢があるという。
その中でプレイを選択するポイントは最終的に「どうアプローチをしたら“バンドとして” より良くOutputできるか?」であるとの事。

結成当初はベーシストとしてのプライドが強かったという露崎氏だが、パスピエという多様なバックボーンを持ったメンバーと音楽を共有、受け入れていく中でバンドとしてもベーシストとしても成長出来たという。

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↑これまでの解説を踏まえ、『つくり囃子』をフルで披露。
楽曲の展開に沿って2フィンガー/スラップで音価やダイナミクスを巧みにコントロール、指板上を縦横無尽に駆け抜ける!

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数々のレコーディングや大舞台を経た露崎氏の経験が凝縮された音を目の当たりにし、参加者からはサウンドメイクに関する質問が集中。

曲やステージの鳴りといった状況に合わせピッキングや左手のポジション、機材で巧みにコントロールする術を解説した上で、やはり音作りの軸となるのはイメージをどれだけ明確に持てているかだという。
それを身に付けるには自分の出している/レコーディングした音(立ち上がりの早さが重要!)を聴く事、そしてCDやライヴでどんどん体験する事が重要であるとの事。

最後に露崎氏より、“将来どんなベーシストになりたいのか”を考えていくと道は開ける、という在学生にとって非常に励みになる言葉。
細部までアンテナを張り、より良いプレイ、サウンドを追求し続ける露崎氏の姿勢から、ミュージシャンとして多くのヒントを得たクリニックとなった。
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パスピエ 公式サイト → http://passepied.info
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《参加者のコメント》
●ベース科 佐藤 開

ライブに足繁く通ったパスピエのベーシスト露崎義邦さんのベースクリニックという事で、憧れの大先輩がどのようにベースと向き合っているのかを知ることができる価値有る時間となりました。
PAを通さないアンプから出る生の音でクリニックを行うというとても貴重な体験をさせて頂いたのですが、この日初めての露崎さんの一音目は、飛び出てくるような、体の間近にまで迫ってくるようなその音は普段のライブ以上の迫力があり、ピッキングの重要さを改めて感じました。
クリニックで特に印象に残っている事は、バンドでベースを弾く際、正解不正解で考えるのではなく聴いていて気持ち良いか、という判断基準を持つことでした。そこを判断するために、他のメンバーの出す音や意見、どちらが曲に合っているのか、作曲者の意図を汲むのか、ボーカルの世界観に寄せるのか、弾いて気持ちの良いもので終わっていないか、曲全体を大きい目で見れているか、など様々な要素を加味するといった事でした。
クリニックを終えて、これからの演奏に活かせるようベースだけに凝り固まらずに広い視野を持とうと思いました。

2016年11月07日 15:43

アレン・ハインズ ギタークリニック

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言わずと知れたLAのスーパーギタリスト、アレン・ハインズ氏のギタークリニックがメーザーで開催されました。

一流のミュージシャンであると同時に、本国アメリカではギター講師として後進の指導を努めるアレン氏だけに、ギターの奏法だけではなく、理論的な解釈や音色、また数々の現場での経験を元に予定時間を超えての充実した内容のセミナーとなりました。

満員の会場に迎えられ、まずはデモ演奏を披露!圧巻のプレイを目の前で見せてくれました。

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彼のバークリー時代やプロになってからの現場でのエピソードなども織り交ぜ、日々の練習方法、自分の出したい音色へたどり着く
方法、フレーズ作り、良いタイム感とは?などなど。一流ギタリストの思考回路をひとつひとつ丁寧に紐解いていきます。

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質疑コーナーでは、学生達から様々な質問が出ていました。
「フレーズを作る時に単調なものになってしまう。フレーズの幅を広げるにはどうすれば良いか?」といった質問には、ひとつの簡単なモチーフを発展させて行く方法を実際に音を出しながら、丁寧に解説。単純なフレーズも彼の手にかかれば、どんどん魅力的なフレーズに発展してきます。
そして良いフレーズを弾きたいなら「想像力」が大事。
まず先に頭の中でなっている音を、ギターに置き換えて行く。だから自分のギターフレーズは全て自分で歌う事が出来る。

また学生からの質問で「一番大きいギャラは?」との質問も…。
確かを世界的に大きな現場をこなしているギタリストだけに気になるところです。これにも、具体的な仕事内容を金額付きで返答頂けました。
ここでは伏せておきます(笑)

予定時間を超えてのセミナーは、次世代のギタリスト達にとって大事な言葉やヒントが沢山つまった充実の内容となりました。セミナー終了後、写真撮影や自分の楽器にサインを求める参加者も…。

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参加者のコメント
ギター科 2年 伊藤麟太郎
LAのミュージシャン、アレンハインズさんのクリニックでした。
自分は11月6日の楽器フェア、11月8日の吉祥寺でのライブを見に行った後だったので、いったいどんなクリニック何だろうととても楽しみにしていました。
クリニックは、曲の演奏→アレンが歩んできた歴史→質問という流れで二時間行われたのですが、自分の生い立ちの話や質問への回答が非常に丁寧でわかりやすく+α付け足してくれたりして長年講師をしている人なんだなとおもいました。
日々の研究、特に自分の耳で深く探求していくことが大事で、その経験が自分のサウンドを作っていくのだと感じました。
現在は、本やインターネットでいろいろな情報を手に入れることができるけど、自分で発見することの大事さですね。

クリニックを終えて、アレンハインズさんの今まで知らなかった面や考え方とても参考になるもが多かったです。
これからの自分の演奏や考え方に大きな影響を与えさせてもらえました。

2016年11月15日 19:16

DTM/サウンドデザインクラス プレゼンテーション実習

先日、株式会社ookamiを迎えて行われた楽曲プレゼンテーション。
メーザークリエイトラボの生徒が多数参加し、それぞれ個性ある作品を発表・プレゼンしてくれました。
今回の記事ではその際の様子をレポートしたいと思います。

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[about] 株式会社ookami
主な事業内容:スポーツエンターテイメントアプリPlayer!、その他スポーツ情報インフラの開発・運営。ニュースキュレーションシステム、ライブテキストシステムの提供。(公式サイトより一部抜粋)
HP;http://www.playerapp.tokyo/ookamiinc/

上記の通り、株式会社ookamiでは[Player!]というアプリの開発・運営を行っております。そこで今回はアプリ内楽曲/SEの募集、あるいは製作者の発掘を目的としたプレゼンテーションが行われました。

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事前に告知された募集内容に加え、詳しいコンセプトのお話などをいただきました。
皆さん真剣に聞いております。

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プレゼンは1人ずつ行われ、各自が作品のコンセプト・狙いを紹介しつつリスニングを行っていきます。

また真剣なプレゼンの中、独特のアイデアやユーモアが笑いを誘う場面も。
本当に皆さんそれぞれ個性ある作品を作ってきました!

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クライアントの意向を汲み、自らアプリに対するアイデアの提案をする場面も。
想像以上にしっかり・そして柔軟に考えを練ってきた様子です。

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今回のプレゼンテーションには鯨井先生の教えるサウンドデザインクラス・DTMミキシングクラスの生徒が参加しました。
またプレゼンテーション自体が初参加という生徒もいましたが、事前のレッスンでしっかりと対策、準備をしてきたおかげもあり難なく終えることができました。

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このほかにもメーザー・ハウスのレッスンでは、
実際にプロの現場に出た時を想定した
あるいは
在学中から仕事につながる
実習やレッスン、インターンを数多く行っています。


他にも在校生以外の方も参加できるセミナーなども不定期開催しておりますので是非、随時更新中のTwitterで情報をチェックしてみてください→https://twitter.com/mesarhaus

その他、レッスン見学などの各種お申込・お問合せはホームページよりお願いします→http://www.mesar.co.jp/


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2016年11月25日 17:27